oboe-gaki

物忘れが多い人の覚書

音楽の話

ただ好きな音楽の話をしたかっただけなんですけど、大それた題名をつけるのもなんだかなあという気分で、結局題名をつけるのに30分程悩んでしまった結果がこれってどうなのって感じです。

 

他ブログとかでよく見る「私の人生における好きな曲ベスト10!」とか「人生を変えた10曲!」とか私もやってみたいなあと思いつつ、ごまんとある音楽をメチャクチャ聴いて育ってきた訳でもないし、誰が興味あんねん的なヤナギブソン的思考になってしまったので書かずにいたわけなんですけど、いやいや、興味なくても自分が興味あるんだから書けばいいんですよっていう以外と安直な答えが出たのと変な言い訳はせずにもう素直に書いてしまおうと思いました。書いてしまおう!オウオウ!

 

とりあえず書く前に一言いい?もうMacの変換がアホすぎて本当に嫌、、、、、

 

で、この記事で書く内容ですが

「私の価値観を変えたアーティスト10選」

うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜嫌〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

嫌じゃない、嫌じゃないけど私の中のヤナギブソンがまだ邪魔をしている。捨てろ!そんなものはいますぐ捨てろ!捨てろ〜〜〜〜〜!

さすがにこの題名は首がゾクゾクするので「当時衝撃的な出会いをし、思い出美化もありつつなんだかんだで楽曲も構成も素晴らしいし、今もずっと聴いててこの先も聴きそうな10選」くらいにしたいです。

 

それで「当時〜(もう長すぎるので略)」をリストアップするにあたって以下の縛りを設けました。

*当時聞いていたアルバム、もしくは曲が音楽プレイヤーに入っている

*現在聞いても【楽曲】が良いと思える(思い出美化不可)

*リストアップする曲はそのアーティストを好きになったきっかけの1曲とする(そのアーティストで一番最初に聴いた曲ではない)

 

余談ですがこの記事を書く前に予めリストアップしてたんですけど、その時に気付いたことは、この曲は好きだけどアーティストはあんまり、、、っていうのもポツポツいててそれはまた別の機会にしたいなあと思いました。なんかそういって全然書いてないブログが過去記事ほぼほぼそうなんですけど、いつ書くのって感じです。予定は未定!

 

では早速!順不同でいくので思い出話の時空列があっちこっちしてますがそこはフィーリングでなんとかしてください。

 

 

1.鉄風鋭くなって/Number girl

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 大体のサブカル好きが通る道、ナンバーガール。私ももちろんそうでした。ただ、年代が微妙にズレていて私が知った頃にはもう既に解散してしまっていました。

それでも音源から流れてくるキレッキレのサウンド、映像、独特な向井の世界観に影響を受けないわけがなくて、ギターを始める!!!つって中古屋に走りジャズマが無くて仕方なくジャガーを買ってみたり(初心者にはだいぶ扱いづらいギターということはのちのち知ったし、いやでもジャガージャガーで好きだから!!!!!!!!!!!)、無駄に扇風機を格好よく撮ってみたり(なんで??)、坂口安吾を訳もわからず読んでみたりしたわけです。

まさしく当時の私は「透明少女」であり「6階の少女」で「真っ昼間ガール」で「センチメンタルガール」の「ヴァイオレントジョーク」だったという痛々しい記憶も残っていますがそれもまた思春期のいい思い出となりつつあります。年だな?年だな。

ただ風が冷たくなってきた、というだけなのに、これでもかという程の情景が映し出される歌詞があっていいものか。日本一冬の風が格好よく歌われている曲だと思います。

待って、このペースで書き続けるとあとが持たなくなるのでもうやめます。ただナンバーガールに関してはメチャメチャに影響を受けたので書きたいことは山ほどあるし、熱量もいまだに凄いんですがウオーーーーーー!!!!!!!としか言えない野生の語彙力になりそうなのでやめます。ところでナンバーガール好きは99.999999%宮﨑あおいが好き説が立証されると思うんですがどうですかね?

 

 

2.Raining/Cocco

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まあアレですよね。メンヘラ御用達のCoccoなんですがやっぱり思春期に聴くとそれはそれはもうエラく心を抉ってくるわけです。髪が無くて今度は腕を切ってみた、血にまみれた腕で踊ってみた、なんていう歌詞を書いてくるアーティストが存在すること自体当時の私は衝撃的でした。

今聴き直してもメロディラインの美しさや、感情を吐き出すような声はもちろんのこと、ぐらぐらするような愛憎、か弱さ、繊細さ、ずる賢さ、汚さ、美しさ、、、そういった女の人間性の表現力といったら彼女がピカイチだと思います。

ただ今聞き直すと98%くらいの確率で過去を思い出し精神衛生が狂うので、わざと精神的に不安定にさせたい時なんかに聴いています、、、、

 

 

3.汚れたいだけ/Syrup16g

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もうメンヘラソングはこの二つで終わりにしますけど、やっぱり通らなかったわけがない。こちらは男性目線の女々しさというか、女性のメンヘラ曲って誰か対象の人間がいてヘラってるんですけど、男性のメンヘラ曲って世の中全て悪!!!!みたいな感じでその大雑把さというかわかりやすいところがあって好きです。さっきからメンヘラメンヘラ言い過ぎだなあ。

なんかこう人間関係や環境がうまく自分の歯車と合わない時に小学5年から人生舐め腐ってるから仕方がないか〜なんて思えるようになったんですが、ギャルの友達とカラオケに行った時に歌ったら「小学5年て早すぎない?え?マセガキなの?」って突っ込まれたのは今でも忘れません。

復活してからのシロップはよく知りませんけど、五十嵐が武道館でライブする時は死ぬ時だなんて口走ってたあの痛々しさが好きでした。

 

 

4.エレクトロ・ワールド/Perfume

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彼女達がまだまだ売れる前、広島では何かとPerfumeがイベントで呼ばれてたりしてたんですが、アクターズ時代の楽曲はそれはそれはもうダサくていや絶対売れんやろ、、、と思っていたんですけど、ベストが発売されてそのCMを見た瞬間メチャクチャ格好いいやんけ、、、と驚愕したのは覚えています。

それでも今みたいに日本を代表するアイドルアーティストになるとは思いもしませんでしたが、彼女達の努力や根性が報われたのは良いことですね、、。

Perfumeをきっかけにテクノや電子音楽に走るようになったと記憶してます、たぶん、確か。え?うん。四つ打ちって音こそピコピコしてますが、リズム自体は単調なので日本人には馴染みやすく、親しみやすいのかなって勝手に思ってます。

 

 

5.std/goat

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丁度このライブを見に行ってたんですが、当時関西ではたびたび知人のなかで話題になっていてそれでもライブとの日程がうまく噛み合ず行けず仕舞でようやく見れたんですけどま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜何やってんのかわけわからんバンドNo1。もちろんそれはいい意味で。ポリリズムの鬼!鬼!鬼!全くの無駄を削ぎ落としたミニマムなサウンド。シンプルイズベストってこういうこと。私はシンプルが一番好きだけど一番難しいことだと思うんですよ、それは音楽だけじゃなくてイラスト、服装、日常、ありとあらゆることにおいて。隠すことが出来ないから高度な技術であったりセンスが必要になると思うんですよね、だから好きなんですけど。

音源でもその気迫というのは伝わるんですがもうこれは生で見てもらうのが一番いい。

海外ツアーから帰ってきてからのライブは賛否両論あったみたいですが、見てないのでなんとも、、、気になるところです。

 

 

6.Canvas/ROVO

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一時邦楽ロックというジャンルを一通り聴いて(聴いたはず)なんか新しい曲はないか、とレンタルショップに出向いた際に手書きのPOPと共に平置きされていたのがこのバンドでした。POPに書いてあった電子バイオリンと人力トランスという言葉に惹かれたのは覚えているんですがいっそ見当がつかず聴くまでハテ、、、?という感情しかなかったんですが、聴けば、ああ、なるほど、と。そして「バンド」という概念をガラッと変えられたのも覚えています。

ここからいわゆる00世代、インストの音楽にどっぷり浸かって行くわけなんですが、当時の私は地方都市に住んでいてライブもめったに見られないしCD音源だけ聴いて過ごしてたんですけど、関西方面へ進学が決まって真っ先にROVOを見に行ってそれはそれはもう感動したし踊りまくった。無心で踊れることの気持ちよさったらないので何かに疲れている時は踊った方がいいよ。

 

 

7.fuel/the band apart

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今でも鮮明に覚えていることがあって、高校生の頃に深夜のテレビを流し見していたらバンアパのこの曲を紹介していた。インディーズバンドのリリース情報だったと思う。お洒落で疾走感のある曲に心奪われてしまい、次の日にはCDを買いに走ったし、人生でCDを擦り切れるまで聴いたアルバムだった。(本当に擦り切れた)

丁度ツアーが住んでる所でも開催されるとあって、当時好きだった男の子にライブに行かない?と誘って、ぬるくなったZIMAを一緒に飲んだり(時効でよろしく)、タバコをふかしてみたり(これも時効でよろしく!)なんか甘酸っぱい思い出があるなあ。

最近のバンアパは日本語歌詞なようですが、私はやっぱり英語歌詞のイメージが強いのと原の楽しそうなベース(本人も音も)が好きです。

 

 

8.本多工務店のテーマ/渋さ知らズ

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渋さ知らズに関してはもう長々と書いても嘘くさくなるだけなのでただただ「日本一渋いイロモノふんどし踊り子オーケストラバンド」という言葉以外に何もないです。素晴らしい。昔見たときグッダグダに酔っぱらってステージ上で踊ったのはいい思い出です。

 

 

9.B.P./spangle call lilli line

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透明感のある伸びやかな声に意味のない言葉の羅列が美しい。

しばらく活動休止をしていたりでライブをずっと見れなかったんですが、去年ようやく見れてそれはそれはもう感動しました。しかもアンコールで一番好きなこの曲をしてくれたのが余計に拍車をかけて出る時はもう涙でぼろぼろでした。

SCLLとの出会いも面白くて、某レンタルショップへ出向いた際に隣の棚でメチャクチャシロップのアルバムを抱えて頭を悩ませている人がいて、棚から出したり戻したりしていたのでああこれはどれ借りようか悩んでるやつだと思って「それがいいですよ」つって適当に喋りかけたら、それはもうえらい形相で見られましてその瞬間に私は何やってんだろうと思ったんですが、なんか話の早い人間だったぽくて「じゃあわたしはこれをおすすめしますね」つって教えてもらったのがSCLLでした。ちなみにその人間はそれ以来知りません。そんな出会い。

 

 

10.SIZQ/NETWORKS

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オススメなバンドない?と聴かれると100発100中このバンドを教えるんですけど、大体の人間が気に入ってくれる、と思っている。いや、気に入って、頼む。

当時名前も存在も知らなかったNETWORKSなんですが誘われたイベントで初めて見て、初めてライブで感動の号泣して、初めて泣きながら物販で「C″D″ぜ″ん″ぶ″く″だ″さ″い″ぃ″、、、、、」と言ったバンドです。

音の繊細さや、どこか生命力の力強さを感じたり、音のつぶが目の前でぱちぱち弾けるような、けれども包容力のある、、、、もう何言っても言葉が足りない。壮大でありながらミニマム、音の広がりの可能性を3人で証明している。音楽テクニックに脱帽。素晴らしい。他の曲もPVもいいのでみんな見てくれ、頼む。

 

 

いや〜〜〜〜〜〜長〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ていうかやってみると以外と時間がかかりました。途中から普通のレビューになっていたり思い出話になっていてりするような気がしますがま〜〜いいか〜〜〜〜〜!!!!ワハハ

最近は過去に聴いたことのある曲で満足してしまっていて全くもって良いと思える新しい音楽に出会えてないし、ライブからも足が遠ざかってしまっているので当時出会ったあの衝撃を思い返せるような出会いをせねばなあという気持ちになれました。