oboe-gaki

物忘れが多い人の覚書

オクトの興奮冷めやらぬままOctotuneを聴いた感想的な話

このブログはツイッターではまとめきれない感想文であったり、とりとめのない話をただ単純に視覚化したいな、って時に使っているんですが、ここ最近はなんかイカの記事しか書いてなくて、で、また今回もまた同じようにイカの記事になってしまった。

自分の中で一番ホットな話題といえばスプラトゥーンカープくらいしかなくて、カープは今日も新井さんがかわいいな〜とか中継ぎ陣もようやく安定してきたな〜とか今日の試合の菊池が〜なんて飲み屋で喋れよくらいの薄い話題を繰り広げるくらいの知識しかないし、ていうかどっちも魚類やんけ!ガハハ!ってクソくだらん共通点が見つかったところで本題へ入ろうと思います。

 

さて、先日発売されたSplatoon2DLC「オクトエキスパンション」

クリアして約1ヶ月。ようやく興奮冷めやらぬまま、ファミ通にて開発者インタビューが掲載されました。

 

www.famitsu.com

 

曖昧にされていた部分が公式に発表されたり、確信には触れられていないもののオクトの世界観に対しての開発者の意図であったりと今回もまた読み応えのあるインタビュー記事でした。

個人的にはジャッジ君をコールドスリープさせた博士とタルタル総帥を作った博士が同一人物であるということがわかったのが嬉しかったな〜。そこを確実な起点としてまた新たに考察ができるような気がするので。ですが文章化ができる気配も根気もないので脳内完結だけで終わりそうです(言い逃れ)

インタビュー内でアップデートなり続編なり、新たな発展を匂わすような発言も垣間見れたので今後に超超超期待しています。ラブユースプラトゥーン

 

 

そして待望のオクトエキスパンションOST『OCTOTUNE』も先日発売されました。

 

SPLATOON2 ORIGINAL SOUNDTRACK -Octotune-(初回生産限定盤)

SPLATOON2 ORIGINAL SOUNDTRACK -Octotune-(初回生産限定盤)

 

 

待ってた。超待ってた。

なんならゲームよりも待ってた。

オクトのトレーラーが出た時点でクソほど待ってた。

それぐらいオクトの楽曲には期待値が高かったし、実際ゲームプレイ中にも「やっぱこれ楽曲最高やんけ!」って何度も思いました。

なぜか?四つ打ちが好きだから〜〜〜〜〜〜〜!(率直〜〜〜〜〜!)

なので今回もそのサントラに関して個人的な感想文を書きたいなと思い、またPCのキーボードをボコボコ叩いているわけです。

どうでもいいんですけど、iPadを先日手に入れましてこのはてなiPadから更新したろ!と思ったんですが、いかんせん使いにくい。もう外付けのキーボード買おうかなと思うぐらい使いにくい。なんかいいやつあったら教えてください。ちなみに外出時は使わないので据え置き型で。

 

私の感想文を書く前に以下リンク。

上記インタビュー記事内でも楽曲に関して触れられていますが、こちらにはさらに詳しいインタビュー記事が掲載されていました。

 

www.famitsu.com

 

めっちゃ書いてくれてるやんけ(真顔) 

ブログを書く前にある程度頭の中でこれはこうで、とまとめたりするんですけど、このインタビュー見た時点でほぼほぼ書きたいこと書いてあった。どうする?どうするも何も書きたいこと書きたいので書くしかないよね〜〜〜〜!!!!!

というわけで重複してる部分も大いにありそうですが、まあ、それは、それで、、、、、、、、、、。

 

OCTOTUNEの内容としてはこんな感じ

*dedF1sh楽曲

*テンタクルズ楽曲

*駅構内や車内、登場キャラクターテーマソング、重要シーンでのBGM等

* SE等

*ABXY新曲

*ハイカライブ音源

イカライブの音源は以前ニコ動でリアタイ視聴していたとき記事にしたので今回は端折ります。→その記事

ライブ音源は円盤になると聞き取りづらかった高音や低音部分、歓声にのまれていた音などがクリアに聞こえるようになっていたので聞き応えとしてはとても満足しました。

けれども2回目のハイカライブも収録して欲しかったな〜という気持ちもあるので、次出る時に期待したいです。

 

では早速!上記箇条項目をもとに感想文を書いていきます。

 

 

*dedF1sh楽曲

 

 

オクトが発表され新しいDJキャラクターとして登場したデッドフィッシュ。

公式ツイートでもキャラクター設定が話題となりましたが、ネーミングがまさにdedmou5そのものでこれはまた電子音楽がくるぞ〜!と個人的には胸熱でした。

 

youtu.be

 

以前オクトをクリアした時に書いたブログ記事でも記載しましたが、デッドフィッシュの楽曲は今までのタコ音楽(テンタクルズ含め)とは違い、音数自体は少なくコンパクトでミニマムな印象でありつつもジャンルの幅としてはエレクトロニカアンビエント、チル、ドラムンベースなど多彩。言うなれば90年代WARPレーベルを彷彿とさせるIDM風のトラックが多かったように感じます。

 

youtu.be

 

WARPレーベルの代表格Aphex Twin

その他AutechreSquarepusherなど90年代にクラブフロアを沸かせたアーティストなども在籍していたようで。

個人的にはUnderWorldなんかもレーベルもジャンルも若干違うんだけど、この辺のラインにぶっ込みたいところ。なので貼っておきましょうね〜。

 

youtu.be

 

微妙に年代が違うので流行がだいぶ過ぎ去ってから遡って追っかける感じだったんですが、このあたりのテクノを懐かしいな〜〜〜〜と感じる世代に生まれたかったんですよ、私だって。90年代の音楽は邦楽も洋楽も華やかである一方、音や歌詞にどことなく哀愁が感じられて好きです。

 

オクトのゲーム性として80ステージある様々なミッションをクリアしていくわけなんですが、例えば、木箱を壊して見本と同じ形を作ったり、ゴールまでボールを運んだり(最許)集中力を使うようなステージもあれば、ライドレールに乗ってノルマをクリアするプレイヤーに勢いが必要なステージもあったりと、ステージ自体が多彩だったので、それらに合わせて楽曲ジャンルの振り幅としても大きかったのではないのかと感じます。

上記インタビュー内で曲名についている番号は製作順だとか、曲名がキーワードになっているだとか書いてありましたがこれはステージとリンクしているということ?

なんしか英語の成績が万年1レベルなのでイマイチピンときてないんですけど、とりあえず追って検証?考察?したいなと思います(思うだけ)

 

曲目ごとの感想といえば#8 regretがアンビエレクトロニカ臭プンプンでメチャクチャ好きなんですけど、この曲が流れるステージってエイトボールステージだったので聞くたびになんともいえない感情になります。あとは#11 aboveや#9 partyのチープな音のギターリフも80sポップスマシマシになるので個人的にはお気に入りです。

そして忘れちゃいけないのがsplattack!のリミックス。

ゲーム内でもストーリーの重要な戦闘シーンだったこともあり、戦わなアカンけどもう、いや、あの、何やコレ!!!!!!(混乱)となっていたのを忘れません。

無印からアップデートPVなどでsplattack!のリミックスは幾度とされていましたが、やっぱりコレが一番バッキバキで格好良いですね、、、。良い。

無印の印象が深いこの曲を2になって聴けるとは思ってもみなかったので、楽曲製作陣の心意気に拍手喝采です、、、、ありがとう、、、、、。

でも気になるのがこれがデッドフィッシュ名義になっていたこと。

このトラックはどこから入手したんだろう?と。恐らく消毒される前に手には入れていて、こんな音楽があるイカの世界を目指し施設へ、、、となっていたのなら心苦しいなあ、なんてことも考えてしまいました。

 

上記インタビュー内でも書いてありましたが、デッドフィッシュの音楽は全体的にコンパクトな印象であくまでも「映像ありきの音楽」として作られたように感じました。

今までのスプラサントラ、特にバトル内で使われているBGMは単純に音楽だけでも楽しめるような「一般的な音楽として成立された音楽」という部分が強く出ており、これはあくまでも「プレイヤー(イカ)自身がバトル中にヘッドフォン等で聴いている音楽」という設定があった為かと思われます。

一方、今回の設定としてはあくまでも自己喪失しているデッドフィッシュが施設内でプレイし続けている=プレイヤー本意で聴いているわけではない、という設定があるので、サウンドトラック感が余計に強くなっているのかな〜と思いました。

 

今回のサントラは今までのスプラサントラと違い、出てくるアーティストはテンタクルズとこのデッドフィッシュのみなんですが、このゲーム内でキーワードになってくるテンタクルズの楽曲をより引き立たせるためにも、デッドフィッシュの音数は極端に少なくなっているのかもしれません。

しかしながら、その少なさが映像やキャラクター設定との相乗効果により一層際立つ楽曲作りになっているように感じられます。

今後自己を取り戻したデッドフィッシュがバッキバキのDJプレイヤーとして登場したりすると面白いなと思います。

いい意味での物足りなさを感じるデッドフィッシュの楽曲、めちゃくちゃに好きでした。

 

 

*テンタクルズ楽曲

 

 

トレーラーで使用されていたナスティマジェスティを含む6曲がこのオクト内でテンタクルズ名義として発表されました。また、ゲームBGMとは別で2人の過去の音源が2曲。

いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜参ったね(え?)

テンタクルズ、というかイイダってマジでガッチガチのコンポーザーじゃん!と。

いやそうなんですけど、今までの、フェスで使われている曲よりも一層ソリッドな楽曲になったなあと感じました。

デッドフィッシュがIDMならテンタクルズはEDMで、さらにいうとオクトツールは元祖テクノ。タコ音楽の歴史を感じるというか、、、、うまく言葉にできないのがめちゃくちゃに悔しい。

ナスティ〜に関しては今までの多重に音を重ねていたテンタクルズの楽曲とうって変わって、ビート音、ボーカルなど最低限の音のみで構成されています。

なのでトレーラーで使われた時もよりオクトという世界観が印象深くなったように感じます。

またダンッダダン!というアタックが強いリズム音。行進曲などでもよく使われるリズム音だと私は認識しているんですが、こうなんていうんだろう、新しい世界への導き、的な印象を受けます。

 

ちょっとジャンルは変わるんですが、この曲を聴いた時にこの楽曲を思い出しました。

 

www.youtube.com

 

 

リズム音や曲の作りとしては似て非なるものがありますが、この曲は元々グリーランドとフェロー諸島独立運動へ向けて作られた曲だそうです。

今まで縛られていたものからの解放、という意味合いや、PVの世界観などオクトのゲームとなんだか似ているような気がしてひとりでニンマリしました。

ところで10年以上前にビョークのライブへ行ったことあるんですけど、永遠に鳥肌立ちっぱなしだったので機会があれば行った方がいいと思います。

 

話を戻しますが、ナスティ〜に使われている子供のような声?は一体何を意図しているのか〜とかどこで録ったのか〜ってのも考えてるんですけど、イマイチピンとくるものが考えられなかったので、なんかわかった人いたらコッソリ教えてください。

 

ミッドナイトボルテージはこのオクト内で発表された曲の中で一番ポップな楽曲でした。

この曲の面白いところは、メロやサビごとに前の節のメロディラインを残しつついきなり変えてくるところが面白いな〜と思いました。例えばイイダのソロAメロからヒメのMCに入ってくるところはエフェクターで盛り上げつつ、四つ打ちは残しながら、ヒメのMCに入るところでポップな電子音が聞こえてくるところや、サビで一気にEDMらしいエフェクター音を出てるけどそのヒメMCで使われていたポップな電子音を重ねてたり、、、、。書いてるうちになんのこっちゃわかんなくなったんですが、とりあえず伝わってくれると幸いです(丸投げ)

ゲームバトル内途中でかかる楽曲ということもあり、印象としては薄かったんですが円盤になって繰り返し聴いてると音の作り方が意外と凝っていて、聴いていて面白い1曲でした。

 

この調子で1曲1曲レビューしたいんですけど、とんでもなく長くなりそうなので最後はまとめて書いていこうと思います。

とりあえず最後のバトル〜エンディングまでの流れがめちゃくちゃに最高で涙が止まらんかったんですけど何この効果?!すごくない?いやすごいよ。

フライ〜の楽曲の中に今までのステージで散々聴いたジングルが入っていたりしていたので、ラストバトルをやりながら興奮しつつも今まで頑張ったんだからこれも頑張れる!という気持ちに奮い立たせてくれました。

とりあえずラストフェスはこの曲が流れないと絶対に嫌なので絶対に流して欲しいと思った。(急になんなの?)

そしてエンディング、フレンドフロムファラウェイ。

ヒーローモードもそうですけど、どうしてこうもスプラのエンディングは神曲が多いンすかネ〜〜〜〜!!!???こちとら涙ドバドバですよ。

80'sポップスを彷彿とさせるイントロ。円盤になって気づいたんですけどこのメロディラインってアレをゲットする時の曲、曲名でいうならAre Getと同じなんですね。

今までのテンタクルズの楽曲と違い曲調もパワフルだったイイダのボーカルもヒメのラップもよりしっとりとした、こう夏の日に日が暮れる時を感じるような熱を帯びた湿気のしっとり感、、、そうあの感じ。映像とも相まってグッときました。

マリタイムメモリーやあさってcolorと同じように、途中テンタクルズの楽曲メロディが入るんですが、よりチープなローファイな音、といったらいいのかな、そんな音になるのもオクトのテーマにある「懐かしさ」を感じられました。

 

今回の楽曲を聴いて個人的に思ったことと言えば、シオカラーズは腐っても「アイドル」でテンタクルズは腐っても「アーティスト」なんだなあと。

楽曲の凝り方というかDIY精神というか、うまく言えないんですけど、、、

なんとなくシオカラーズの2人は幼馴染で、離れていてもお互いのことを分かり合える存在であるのに対して、テンタクルズの2人は音楽という番いで繋がっており、その番いがなくなってしまえば多分一緒にいられないんだろうな、と。

だからこそシオカラーズはソロ曲が出来た。けれどもテンタクルズは恐らく今後もソロ名義では曲は出ないと思います。出てしまったら公式と解釈違いだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!つってオタクゴリラするからよろしくお願いします。

 

ところでブックレットのヒメへの質問で異様にゲタ箱がでてきたんですけど、それってそれって昔ロブの店でしこたま靴を買ってたからなんじゃないのォ〜〜〜〜〜〜〜!!!!???って1人で興奮したんですけど、これ誰かわかる人おらんのか?

オクトでも過去写真にロブが写り込んでたし、アートブックのロブのページに「小さくて可愛い彼女が欲しい」って書いてあったり、足の小さいヒメにロブが独自ルートでヒメのために小さいサイズを仕入れてあげてたりしてたらさあ〜〜〜〜〜〜〜モオ〜〜〜〜〜〜〜!私はロブヒメ激推しします。

 

 

*駅構内や車内、登場キャラクターテーマソング、重要シーンでのBGM等

* SE等

 

 

上記インタビュー内でも記載されてる通り、OCTOTUNEはステージ外でかかっているBGMはほぼほぼ製作陣名義になっていました。

それでもメトロ車内でシオカラ節がかすかに流れていたり、懐かしのアタリメ司令のテーマソングが聞けたりしたのが個人的には嬉しかったです。

ただ後半のネル社中枢部に潜入した際に敵に見つかった時急に流れるBGMが収録されてなかったのが残念。めちゃくちゃ焦るんですけどね、好きなんですよね。

SEに関してはタコとテンタクルズの声、またナマコ端末の操作音なども入っていました。

スプラチューンでもそうなんですけど、SE入ってるとパッドで遊んだりすることが出来るのでいいですよね、、、何するってわけでもないんですけど、、、、、。時間ができたらまたタコパッド作ってポコポコ叩いて遊びたいです。

 

あと面白いなと思ったのはデンワのテーマと実はタルタル総帥のテーマ。

この二つの曲は同じ曲のBPMを下げて作ってあるんですが、それは以前ブログ記事内でも紹介していたこの記事に出てくるVaporwaveの定義に繋がります。

togetter.com

音楽好きだと散々公言しておきながらVaporwaveのこと一切知らなかったんですが、調べてみると成り立ちや定義などが面白くてもっと勉強しようと思った次第です。

インタビュー内でもみる人がわかればわかるようなネタが散りばめられていると記載されていたので、そういった製作陣の遊び心が垣間見られるスプラトゥーンって本当に、、、、、、と何か新しい発見があるたびに思います(常套句)

 

 

*ABXY新曲

 

 

オクトとは関係なくアップデートでバトルBGMとして追加されたABXYの新曲。

無印の頃に比べしっちゃかめっちゃかな感じがより一層出ていてチップチューンさマシマシになって戻ってきましたね〜〜。

ABXYというと連想するのがYMCKという実在するバンド。

無印の頃からYMCKのオマージュだろうと話題になっていましたが、ファミコン風の音楽を作るバンドを真似るファミコンを出した会社、っていうのがニクいな〜なんて思ったり思わなかったり。

 

youtu.be

 

個人的には同じレーベルにいたmac donald duck eclairのが8bit音源とバンドサウンドのバランスがABXYにより近いかな〜と思ってます。

 

youtu.be

 

現実世界でも2年経過しているのと同じようにイカ世界でも2年経過している、とありましたが、こうバンドの世界も色々変わっているようで、その変化が音楽を通してわかるのってやっぱも〜〜これは愛しかないよ、製作陣の愛だこれは。

インタビュー内でSquid Squadが活動休止したという衝撃の発表がありましたけど、今後もスプラバンドの復活&発表が楽しみでならないです。エラ復活頼む〜〜〜〜〜。

 

 

*まとめ

 

 

今回のオクトというゲーム自体が「なんか懐かしいな〜」と思わせる演出が多く、それに合わせて音楽も全体的に懐かしさが感じられました。

無印の頃からタコ音楽はテクノという電子音楽で成り立っていて、その定義はブレないまま、しかしながらアーティストによって色味が違っていてさすがだなあ〜と。

また、タルタル総帥のテーマのように隠れたメッセージ性を発見できる1枚でもありました。音楽ひとつとっても色々考えることが出来、それらはスプラトゥーン製作スタッフ陣の作り込まれた世界があるからこそだと思います。

 

今回もスプラトゥーン製作陣、特に楽曲製作陣に拍手と感謝を送りたいと思います。ありがとうございました。スプラトゥーンのある世界線でよかったな〜〜〜〜〜〜〜〜〜!